【レガシー】青白コントロール考察　其の弐

何故【CT奇跡コントロール】がレガシー環境最強と言われていたのかを考察してみる。

個人的に【CT奇跡コントロール】の強さは単体でも強烈な3つの要素が、さらにシナジー形成することで成り立っていたと考えている。

■1：各種ドロースペルによる多彩なプランニング
ブレスト・思案・独楽で、より多くのリソースを把握でき、どうやってゲームを組み立てていくか相手に合わせたプランニングができる。
ドロースペルを多く取ることで、テンポロスにはなるが、デッキに入っているカードの疑似的な水増しにもなる。
後期型は、予報を採用し、直接的なハンドアドバンテージの確保も行えた。
デッキ構造上、ブレストをその他のデッキよりも強く使えた。

■2：奇跡スペルによる大幅なテンポ＆ボードアドバンテージ確保
ドロースペルや独楽能力起動で失うテンポを、奇跡スペルで一気に取り返すことが可能。
そのターンの最初に引いたカードである必要があるが、大量のドロースペルが任意のタイミングでの誘発を可能にする。
終末は、1マナという軽さで、クリーチャーを墓地に落とすことなく盤面から一掃できる、本当に奇跡的な全体除去。
天使への願いは、マナはかかるものの、一方的なブロックで盤面の優位を築いたり、一瞬で相手のライフを奪い去る。横に並べる性質上、対処も難しい。

■3：相殺＆師範の占い独楽によるハーフロック＆ハンドアドバンテージ確保
相殺と独楽により、自分のデッキと同じコスト帯のスペルをハンドを減らすことなくシャットアウト。
1枚以上カウンターすることができればハンドアドバンテージになる。
この要素が、バーンをはじめとしたアグロ戦略・ANTをはじめとしたコンボ戦略
に間に合うほど早い段階で成立し、フェア・コンボデッキ両方を封殺できる要素だった。（postは無理）

1の要素が、天使への願い・相殺独楽成立を終着点とし、探す。
間のつなぎまたは、天使への願い・相殺独楽成立のバックアップとして、終末・レガシー環境ならではの優秀な除去＆カウンターを使う。
ジェイスは1枚で強すぎ。

これが【CT奇跡コントロール】の強さだと考える。